┃表面板の材質 |
必ずしも木目が均一である材料が絶対的に良いとは限りませんが、[木目が均一]という要素 |
一つについてもスライスした材料は全く同じものはなく、必然的に材料としてのランク付けが |
出来てしまいます。年輪がある丸い木から四角の板を切り出す訳ですから、全て“正目”の材料 |
が取れるはずはありません。表皮に近づくに従って“板目”の部分が多くなり、材料としてのグ |
レードが下がります。原木の太さにもよりますが、例えば表面板の場合、板全体が正目のもの |
は僅かしかないということになります。表面板の材質については一般的に間違った見方をされ |
ていることが多くあります。必ずしも木目が細く詰まっている材料が良いとは限りません。 |
木目が詰まっていても材質的に“粘り”や“力”があまり無い材料もあります。それとは逆に木 |
目の間隔が広いにもかかわらず、力強くて良い材料もあります。 |