┃バスバーの剥がれ |
クラシックギターの内部は強度を確保する為、表面板、横 |
板、裏板、全て力木で補強されています。中古品のように |
年月を重ねた楽器は、伸び縮みを繰り返している為、力木 |
が剥がれていることが多くあります。部分的な剥がれは経 |
験者でなければ判断することができないと思いますが、重 |
症の場合はビリツキ音が出ます。力木剥がれは表面板、 |
横板、裏板、全て可能性があります。 |
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┃フレット磨耗 |
フレットは消耗品です。弦が当たる部分は長年使用するこ |
とによりフレットが凹状態になります。使用頻度が高い1 |
〜3フレットを見ると判りやすいと思います。 |
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┃フレット浮き |
湿度変化により指板が収縮することから、フレットが部分 |
的に浮いてしまうことがあります。力木剥がれと同様、音 |
がビリつくことで気付くことがあります。フレット浮きは |
打診すると音質の差でわかります。 |
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┃ネック反り |
ネックの状態を見る時はボディ側からではなく、ヘッド側 |
から見ます。目をヘッドに近すぎないよう、若干斜めの位 |
置から(0フレット〜19フレット全体)を見ると良いです。 |
ネック反りの修正は通常5万円前後ですが、重度の反りの |
場合、指板の厚みによっては指板の交換ということもあり |
ます。中古ギターの重要チェックポイントです。 |
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┃糸巻の劣化 |
弦を巻き上げる際の感触で判断できます。ギアー部分が磨 |
耗するとキシミ音が出たり、スムースに巻き上げることが |
できなくなります。プラスチック製のポストローラーは劣 |
化すると割れますので、弦を巻き上げながらチェックする |
と良いです |
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