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 クラシックギター専門店ギターライフ社
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TROUBLE SUPPORT
 
材料割れ
 楽器がユーザーの手に渡った後にも低湿度の環境はいたるところ
 にあり、十分な注意が必要です。急激に湿度が低い環境に楽器を
 さらすと板は短時間で割れます。エアコンやファンヒーターの風
 は急激な湿度低下をおこし、短時間のうちに板割れを誘発します。
 楽器をケースに入れてあるからといって安心してはいけません。
 風が直接当たると楽器がケースに入った状態でも板が割れます。
 
 楽器の管理にギターペットがお薦めです。原材料のシリカゲルは
 過度な水分を吸収し、乾燥時は水分を放出する効用があります。
 ケースに2〜3個入れると効果的です。湿度が高い中南米で製作さ
 れた楽器は日本の乾燥期との格差が大きい為スペイン製の楽器な
 どに比べ板割れの発生率が高い傾向があります。急激な湿度
 化による板割れは同時に力木が剥がれることがあり、楽器
 全体をチェックすろことを勧めます。
 
 板割れは楽器の構造に原因がある場合があります。内部力木の配置によっては材料が収縮
 際の動きが力木で止められ、力木の端が起点になって割れることがあります。変
 的斜めに配置された力木の端で発生する傾向があります。構造上の問題で板割れが発生
 す最も多い要因は表面板の厚みが薄過ぎることです。弦を張った状態の表面板は数十kgの
 力に耐えています。板厚が薄いことは物理的に耐えることができません。板割れに直結します
 。板厚が薄い場合、割れが1箇所にとどまらず、複数個所に割れが発生する傾向があります。強
 度不が原因の割れは年数を経ても次々と発生します。
 メーカーでは素材をシーズニングして水分やヤニの成分を十分飛ばしてから製作します。この
 シーズニングが不足している場合、後に板割れが発生する大きな原因になります。板割れは素
 材のものに問題がある場合もあります。材質に粘りがなく、割れ易い材料は、いかな
 る名工の技用いても問題は解決しません。
 楽器を倒したり、楽器が入ったケースを硬いフロアーに落としたりした衝撃でギターのネック
 が割れるとがあります。ネックが割れ易いことはギターの構造的な弱点で、適格な修理がさ
 れていないと同じ所が割れることがあります。 ネック割れ
 
材料割れ
 
 
 
 
 
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