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 クラシックギター専門店ギターライフ社

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クラシックギターの見方・選び方
 
┃材料のシーズニング
 楽器は使い捨ての消耗品ではありません。良い音がする楽器であっても1年や2年しか使えない
 ものでは話になりません。楽器の耐久性は完成品を見ただけではわかりにくいものです。楽器
 メーカーが材料を購入する製材したての材料は多くの水分を含んでおり、そのままでは楽器に
 使用することはできません。材料にはヤニの成分も多く含まれています。水分やヤニを飛ばす
 為、通常数年もしくは十数年材料を寝かせ、十分乾燥させてから使いますが、そのプロセスは
 メーカーによって異なり、製品になった楽器を見ただけで履歴を判断することは困難です。し
 かしよく注意して見ると耐久力に欠ける楽器はその前兆ともいえる変化が製作後間もないとき
 でもわかる場合があります。
乾燥不足の材料は良い音が望めないだけでなく、冬の乾燥期にはいとも簡単に材料割れがおき
ます。又、指板が乾燥して縮むことによりフレットが飛び出したり、ネック全体が逆反りにな
ることもあります。乾燥不足や表面板の厚みが薄すぎる設計の楽器は弦の張力で駒からサウン
ドホールにかけてへこみ、駒から下にかけては盛り上がり、板が「波打ち状態」になります。
「波打ち状態」は前記にクロスする方向でも発生します。その状態の楽器の多くは音がへたっ
てしまい、遠達性のある豊かな音はのぞむべくもなく、僅か1年で楽器としての寿命が尽きた
実例もあります。上記は作りの良い楽器でも極端な乾燥状態に楽器をさらした場合、それと同
様の症状がでることもあります。ストーブや温風ファンなど一般家庭にも気を付けていただき
たいものが身近にあります。乾燥不足や強度不足が原因で発生する“板割れ”“歪み”は単発
治まることがなく、繰り返し発生する傾向があります。
楽器は飾り物ではありません。楽器は使い続けることが大事
です。年数を重ねることで材料が枯れて、成熟した音の楽器
育ちます。良い 音で弾き込めば良い音が出る楽器に育
ち、弾かなければそれなりの楽器にしかなりません。弾き込
ことにより楽器の寿命も伸びることでしょう。
 
事情があり、製作後まもない楽器が2年間ケースに入れたまま
放置された実例があります。軽、中、重、で言うならば[重]
度の壊れ方で、修復に10数万円費用がかかる状態でした。
が住まない家は壊れるといいますが、楽器も同じです。短時
間でも日常的に弾き続けることがBESTですが、長期間弾
けない場合は時折ケースから楽器を出し、風を通してあげる
と良いです。
 
基本設計がしっかりしている楽器はよい管理をして、適切なメンテナンスを施せば数十年もし
は百年を超えても使用できます。 よい楽器に巡り会い、永く使い続けること願って
おります。
 
 
 
 
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