| ┃クラシックギターを音質で選ぶ時に・・・ |
| クラシックギターは1弦、2弦、で主旋律を奏でる場合が |
| 多いことから、象徴的な1弦の9F〜12F位が軽いタッチ |
| で音が出ると[音の良い楽器]と思いがちです。楽器を音 |
| で選ぶ場合、高音域の一部分にこだわるのでなく、音域 |
| 全体の[特に低音から中音域にかけて]の重厚感を意識し |
| てみては如何でしょうか。クラシックギターは年月を重ね |
| て弾き込むことにより、音を出し易くなり、良い楽器に育 |
| ちますが、“音の力強さ”や“重厚感”は年月を重ねても変 |
| わることはありません。 |
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| 音の大きさに目を奪われがちですが、音の大きさより高音 |
| 域から低音域にかけてのバランスを見ていただきたいと思 |
| います。残響音は自然に減衰する感じが良いと思います。 |
| 表面板の厚みが薄い楽器は低音が太鼓のような音がします |
| 。弦を爪弾いた直後の音は大きいですが、残響音が短く |
| 、太鼓のように急激に減衰します。中音域から高音域 |
| にかけての音質は十分な板厚で設計された楽器と比べると |
| 軽薄な音質になります。このタイプの楽器は強度不足か |
| ら板が割れ易い傾向があります。 |