ネックの逆反りは程度が僅かでも音がビリつき易くなりま |
すから修正しなければなりません。順反りの場合は弾きづ |
らくなる為、逆反り同様に要修理ですが、程度が僅かであ |
ればあまり気にすることはありません。僅かな順反りは問 |
題ありません。ネック反りは湿度の変化に伴うもの、又ネ |
ックや指板の材料的な特性によることが多いですが、メー |
カーの材料管理の問題やフレットの打ち方など製作段階 |
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に原因がある場合もあります。 |
平均湿度が低い欧州で製作されたギターは多湿な日本で |
はネックが順反りすることが多くあります。その理由は |
ネック材として使われる[マホガニー]は指板に使われる |
[エボニー][ローズウッド]との収縮率の違いが大きい為 |
で、楽器が加湿されると[マホガニー]の方がより膨張して |
ネックが順反りします。 |